経済活動再開と株価

コロナ禍による苦境が世界を覆っています。多くの国で生活に困窮する人がたくさん出てきているという事実は大変重いと思います。だから、一刻も早く経済活動を再開してこの苦境から脱出を図りたいというのは至極当然のことだと思います。現に日本も含め世界の動きはそのような方向に向かっています。

このことを前提にして、アメリカも日本も株価が急回復しています。しかし、その反面本当にこれで大丈夫なのかという気もします。万一再度大流行というようなことになれば、今度こそもうお手上げといった状況になると思います。拙速な判断にならないようにあらゆることを検討していただいて、慎重に判断して欲しいと思います。

5月11日の日経平均

5月11日前場の日経平均は先週末より287.49円上がって20466.58円と続伸していますね。東証一部前場の出来高は6億1546万株、売買代金は1兆151億円だったそうです。堅調ですね。後場はどうなるでしょうか。

本日の日経平均は、結局、先週末より211.57円率にして1.05％上がって20390.66円率で終わりましたね。後場は前場より多少上げ幅を縮めました。東証一部の出来高は13億1355万株、売買代金は2兆2098億円だったそうです。これで、休みを挟んで３日連続で上昇したことになりました。コロナ禍からの経済活動再開を見越しての上昇ということだそうです。

日経平均(20/03~20/05)

5月10日の発電量

5月10日の発電量は64.9Kwhでした。昨日は一日雨で日照時間は0時間でした。

今週の株価

実体経済は相当痛んでいるように思います。実際私の住む地域の中堅タクシー会社が廃業を決めました。全くお客さんが来ないそうです。このような事例は日本全国で枚挙に暇がないほど起こっていると思います。

今週の株価はどうなるでしょうか。先週末、アメリカも日本も非常に良い終わり方をしましたので、今週はどうなるか注目です。しかし、アメリカの雇用統計などが示すように実体経済はますます厳しくなっていくと思いますが、金融市場はこれとは全く違った動きをしているように思います。

コロナ禍

韓国でコロナ対策規制が解除された途端、ソウルの繁華街梨泰院というところにあるクラブで集団感染が発生したそうですね。これは、まさしくこの問題の難しさを示していると思います。一旦終息したと思っても、どこかでまた現れるということの繰り返しにならないか、それが際限なく続くことを恐れます。

5月9日のNYダウとS&P500

今日のNYダウは前日より455.43ドル率にして1.91％上がって24331.32ドルで終わりましたね。あっさり24000ドルを超えて大幅な上昇でした。結局今週は、先週末に付けた23723.69ドルより607.63ドル率にすると2.56％程上昇したことになりました。全体として今週は上げ基調ということになりましたでしょうか。

5月9日のＮＹダウ

NYダウ(2019/05~2020/05)

S&P500は前日より48.61率にして1.69％上がって2929.80で終わりました。こちらも大幅な上昇でした。先週末の2831.30と比べて98.50ポイント率にすると3.48％程上昇したことになりました。今週はダウより多少上げ幅は大きかったですね。

5月9日のS&P500

S&P500(2019/05~2020/05)

5月9日のNYダウとS&P500 雇用統計

NYダウもSP500も今日の両指標とも非常に強いですね。米労働省が8日午前に発表した4月の雇用統計によると失業率は前月の4.4％から4月は14.7％と戦後最悪になったそうです。この数字は実際2050万人の人が仕事を失ったということだそうです。それでも大方の専門家の予想は16％を超すということだったそうで、それより数値は良かったので今日の株価は上昇しているということだそうです。もちろん上昇すること自体は嬉しいことですが、多くの人が仕事を失っても株価が上がるというのは、本当に大丈夫なのかという気がしています。